第 7回(「TOWN NEWS NAOZANE®」2021年7月号掲載)
テーマ:交通事故の過失割合
交通事故に遭った時の損害賠償額は,「過失割合」により大きく左右されます。
100対0になる場合はセンターラインオーバー,追突,赤信号無視などの限定的な場面のみで,
ほぼあらゆるケースで双方に過失が認められます。
自動車対歩行者のケースであっても,歩行者に過失が認められるケースが多くあります。
本記事は,横断歩道からやや離れた場所を横断した場合の過失割合の話です。
周囲に横断歩道が全くない道路の場合の基本過失割合は,歩行者2対自動車8ですが,
近くに横断歩道があることにより過失割合が1割ほど変わってきます。
重大事故の場合,過失割合1割の違いで損害賠償額に数百万円の差が生じます。
交通ルールを守りつつ,安全な通行を心がけましょう